■多賀城の多頭飼育崩壊現場で一番最初に里親が決まったメイちゃんの最新画像が届きました。


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毛も伸びてフサフサのセレブ嬢になりました。口内炎は相変わらずですが、里親さんが小粒やウエットを工夫して与えているおかげで元気一杯のおてんば振りを発揮しているとのことです。

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あの悲惨な現場にずっといたら、今の姿はなかったでしょう 
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猫じゃらし大好き! 
150523_1323~01 保護当時のメイちゃん


■東京のSさんよりステキなウェルカム看板を頂戴しました。ありがとうございます。

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クロ猫の尻尾がフックになっています。猫グッズがなかったので嬉しいです  

Sさんには多賀城の猫の保護の際にゴンママさんを通じて多額の寄付金を頂戴しております。本当にありがとうございました。
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2015.09.01 会計報告
■ 7月、8月の寄付金収入報告です。 

7月の寄付金の入金は塩釜のTさんより30,000円頂きました。多賀城の猫たちのために使って下さいとの暖かいお言葉を頂きました。ありがとうございました
8月は仙台市南中山の清水さんがお仲間に声がけをして下さり、寄付金150,000円を集めて下さいました。本当にありがとうございました。現在仔猫の保護が続いており、石巻保健所では怪我をした猫が保護待機となっております。人馴れしている子で、ワクチンをして2週間後に引き取る予定です。寄付金は今後の保護猫及び多賀城保護猫のビリオとキジオ(共ににエイズ)の医療費に使わせて頂きます。
そして、多賀城現場の保護猫のための寄付金のお願いは9月をもちまして終了致します。
これまでの皆様からのご支援並びに地域猫の活動家ゴンママさん、その支援者の方々のご協力に本当に感謝致します。
今後はシェルター建設の賛助金及びフード購入費用として皆様からのご支援をよろしくお願い申し上げます。
 



■支援物資のお願い

①シェルターではゴミ収集車は来ませんので極力ゴミを出さないようにしなくてはなりません。従って、猫砂を送って下さる場合は「システムトイレ」専用に限定させて頂きますのでよろしくお願い申し上げます。
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システムトイレは基本的に猫は好みませんが、この商品は比較的小粒な形も混ざっていて猫たちも利用してくれます。

②フードが不足しております。多少賞味期限が過ぎたものでも構いませんのでよろしくお願い致します。また動物病院で使用しなくなったサンプルなどを譲って下さる所があれば是非ご紹介下さい。
■ 多賀城保護猫譲渡第1号の桜ちゃん
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検査の結果エイズ陽性、しかも白血病も陽性らしい。確定診断はまだですが、陽性の可能性大・・とのことでした。先住猫を亡くして寂しい思いをしていた里親さん一家でしたが、桜ちゃんが来てみんな心がほっこり・・・でも再び悲しみが訪れるかもしれない。それでも最期まで桜ちゃんを飼います!と嬉しいお言葉です。
どんな子でも幸せになることができるし、限られた命だからこそ是非そうあって欲しいと強く願います。エイズキャリアでも10歳まで生きる子もいますが、白血病の場合は発症したら定期的な通院が必要です。里親さんにはご負担おかけすると思いますが、看取りを続けていると「自分が看取れて良かった・・」と思うようになります。そしてそれが心が輝き始める一歩となると思うのです。

 
■ ご理解下さい
 譲渡するに当たって感染症の有無を確認すればより丁寧で良いのでしょうが、仮に陽性だとなると、どうしても貰い手は敬遠してしまいます。エイズでも白血病でも構いません・・という方はそういません。そうなると、感染症の子は生涯我が家の狭い猫部屋で暮らさなければなりません。さらに私は他の猫の世話で充分に接してあげることができません。我が家ではすでにエイズ陽性と診断された子が4頭。もちろん里親募集リストには載せていますが、里親がつくのは困難かと思われます。私達が望むのはどんな子でも、その子のあるがままを受け入れて下さる里親さんであって欲しいということです。精神的、金銭的なご負担をおかけすることは承知の上で「限られた命の子こそ幸せになってもらいたい」という当方の方針をご理解して頂きたくお願い申し上げます。
多賀城市の現場と私たちを結びつけたきっかけは、一人の医療従事者の女性からのSOSでした。

この一人の女性の勇気ある一言がなければ、この現場のネコたちは今頃どうなっていたのでしょうか・・・


 依頼者である早坂さんからのコメント
多賀城市の多頭飼育現場の猫の救出について相談させていただいたものです。
この度は安倍さんをはじめ沢山の方々の温情に深く感謝申し上げます。
患者さんが亡くなるにあたり気がかりなことは、ただただ残される猫たちの事・・・前回の入院ではふらつきながらも猫の世話に外出をされていました。退院時、いくつかの保護団体さんの連絡先のメモを渡し、相談をするように促しましたが実行には至らなかったのです。猫と少しでも長く一緒に過ごしたかったからだと思いますが、彼の予後を考えるとそれは飼い主のエゴです。私は猫が不憫で救出の相談を安倍さんにさせていただきました。
五月中旬には病状が悪化し入院、その6日後から安倍さんにレスキューをしていただきました。14頭との自己申告でしたが25頭も保護されたと聞き大変驚いております。
患者さんには保護状況や多くのボランティアさんの奔走をお知らせしております。写真を見て目を細め安心し皆様に感謝しております。彼は非難されてもしかたない自分勝手な愛猫家だとお思いの方も多々いらっしゃると思います。私もそう考えます。しかし、悪環境の中飼い主の帰りをひたすらに純粋に待つことしかできない猫たちにはなんら罪はありません。どうか一頭でも多く幸せになれることを願ってやみません。


多賀城市の多頭飼育現場から
早坂さんの話を聞いて、このままでは餓死してしまう猫たちに居てもたってもいられない気持ちになりました。
無責任な飼育をしていた飼い主に心底腹がたちましたが、猫に罪はなし・・・早々にアパートに残された猫の保護がスタートしたのです。私(安倍)と早坂さん、そして1年前に我が家から3頭の仔猫をもらってくれた小野寺さん(トム・ママ)も加わって、数日後多賀城のT宅に出向きました。縁側のサッシが一ヶ所鍵がかかっていないというのでそこから入り、糞で床が見えない室内を猫たちが逃げ惑う中、捕獲器と捕獲網で捕獲開始。窓を開けることもできず、室内に充満するアンモニアで目がチカチカし、涙が出てきます。マスクをしてもアンモニア臭が鼻をつき、吐き気さえ催してきます。私がホウキで押入れに隠れる猫を追い出し、押入れから飛び出るタイミングを狙って小野寺さんが網で捕獲する。網に入った猫を洗濯網に移し替えてキャリーケースに入れる。早坂さんは画像を撮ったり、猫を追いやったりの奮闘ぶり。初日は7頭を我が家に、1週間後には13頭を保護し、保護した猫たちは助っ人のゴンママさんが避妊のため病院に搬送し、一時預かりを申し出てくれた方に次々振り分けて下さいました。もちろんご自分でも5頭を引き取って下さいました。それでもアパートに5頭が残ってしまい、捕獲器3台を置いて猫が入るのを待つことにしました。隣の住人に猫が入ったら連絡をもらうよう依頼し、約10日間かけて全ての猫を保護することができました。しかし、どの猫も痩せていて、ひどい鼻気管炎症状を患っている猫も多くいました。飼い主は入院する以前からろくに餌をやっていなかったのでしょう。一見して多額の医療費が必要と察し、途方にくれました。後に受診した医師からほとんどの猫が低血圧、脱水症状であることを知り、事の重大さを再認識した次第です。「不遇な猫たちのために自由に使える資金があればもっと救える・・・」そう痛感したのがこの「いのちのリレー☆アニマルネットワーク」を立ち上げる動機になったのです。そして独自のボランティア活動をしている方々のネットワークがなければ実現しなかった救出でした。この場を借りて御礼を申し上げます。


 追記) 6月4日、依頼者の早坂さんより飼い主宅のリォームが始まり、新たに6~7頭の遺体が発見されたと連絡がありました。もう少し保護が遅れていたら、遺体が増えていたかもしれません。保護して間もなく多くの猫にヘルペス・カリシウィルスによる発症+パルボウィルスの複合型症状が見られ、症状も悪化していきました。猫を搬送する際に使用した我が家のキャリーケースにパルボウィルスが付着していた可能性があります。半年前に保健所から保護した仔猫がパルボウィルスに感染していて、同時期の保護猫に感染してしまった経緯がありますが、消毒後これまで他の猫の搬送に使用し、発症はみられなかったので安心していました。保護時の恐怖や急激な環境の変化に加えて抵抗力の落ちた身体・・・多賀城現場の猫たちには悪条件が複合的にのしかかってしまったのです。健康であれば発症しなかっただろうに・・・パルボウィルスの威力に多賀城の猫たちは耐えられるだけの体力も栄養もなかったということです。多賀城から保護して10日で急死した猫がいましたが、亡くなる前に血液検査を依頼しました。医師はほとんど血液が生成されておらず、検査のための血を抜き取ることもできなかったことに驚いていました。栄養不足で血が生成されていない猫にとって極度のストレスさえも命取りです。助けようと思っても、助けきれなかった命があったことは本当に残念です。今回は5月末には住まいのリフォームが入る、という切羽詰った期限がある条件での対応でした。保護するからには感染症を持っているかもしれないという前提で保護環境を整えることを痛感すると供に、今後は所轄保健所や動物管理センターとも連携を取りながら対応することも選択肢に入れていきたいと思います。
尚、今回一時預かりを申し出て下さった方々に多大なご迷惑をおかけしたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。依頼者の早坂さんは今回の保護に関してとても責任を感じて、職場での支援金を集めに尽力して頂いたり、またご自分でも支援金を寄付して下さり、更に里親探しに協力して下さいました。これを機会に更にいのちのリレーの輪が広がることを念じております。


多賀城の現場の様子                                                      
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台所
25頭に対し、破いた新聞紙を入れたトイレが3個。隣の住人が毎日捕獲器をチェックして、猫が入ったら連絡をくれることになっていたので本当に助かりました
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居間
飼い主は40歳台の男性。バイクのパーツが散乱していました。
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寝室?
飼い主が寝ていた寝具。具合が悪く、猫の世話もできなかったのでしょう。猫を捕まえる際にこの毛布を猫に覆いかぶせて動けないようにして、洗濯ネットに入れました。無我夢中だと汚いものでも重宝します

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捕獲器
地域猫活動家のゴン・ママさんから借りた捕獲器が大活躍! さすが野良猫専門の必須アイテムです。

■ スタッフ、トム・ママの奮闘
トム・ママこと小野寺さんはこのような状況での猫の捕獲は初めてだったと思います。悪臭が充満する中、汗だくで捕獲網を振り回して猫たちを次々とゲット。その手馴れた様子にとても初めてとは思えませんでした。隠れた才能を持っていたのだと感心することしきり・・・。
 ①大代4   
 ②3大代     
 1大代
 
 ③ 猫が押入れに逃げると一苦労・・・
 ④トランクいっぱい 動物病院へ直行
 ⑤保護3頭
 とりあえず安倍宅へ。最初に病院でワクチンと避妊手術を終えた子が一時預かりさん宅に行った後に再度病院へ搬送。

 トムママのコメント 
多賀城の現場の詳細を知らなかった私。一人で20頭以上の猫の保護活動をしているのを聞いたので、それなら手伝いますよと申し出たところ、「悲惨な状況なの。大丈夫??」と安倍さん。それでも仕事柄、多少のことにはびっくりしないから、是非手伝わせて欲しいと現場で申し出ました。
まずゴンママさんに保護器を借りに行って、使い方のレクチャーを受けました。ゴンママさんとは初対面でしたが、気さくでとっても話しやすい方。私を見るなり、初心者だと悟ったようで(笑)、丁寧に猫を捕獲する際の心得からやり方までを実演を交えて教えてもらいました。
そこから車を走らせ、今度は安倍さんと現場で待ち合わせました。現場につくなり、屋外にもかかわらず猫の尿臭が・・・さっそく室内に入れば、その地獄絵図のような環境にただただ愕然としました。アンモニアの刺激臭が目と鼻につきささり、すぐにでも窓を開けたい衝動にかられますが、猫を外に出すわけにはいかないので閉めきったまま。・・・そこから休憩5分を一回とっただけでほぼぶっ続けで2時間半。安倍さんと私のコンビネーションで12頭の捕獲をすることができました。ただただ猫達を助けたい一心で、臭いが気になったのも最初だけでした。部屋から出た時には、汗だく&汗にほこりが吸い付いて真っ黒&足元糞尿だらけ・・・。汚れ仕事をすることに抵抗はありませんが、こんな状況下に猫たちを閉じ込めて置いた、この部屋の住人には怒りが込み上げてきました。猫達が与えられていたと思われる餌の袋はいわゆるプレミアムフード。決してかわいがっていなかったわけではなかったのかもしれません。ただ責任を持って飼うということはどういうことなのか、それを怠ればどうなるのか知らなかったのかもしれません。
劣悪な環境で、肩を寄せ合っていた猫達を思うと、なんだか切なさの方が強く感じられました。保護された子達は、毎日いのちのカウントダウンを味わっていたのかもしれません。みな状態は悪く、予後は重篤な子、間に合わなかった子が少なくないのが現状です。それでも運よく救われた子もいます。手厚くしかるべき医療を施され、次の飼い主を待っています。この子たちが素敵な家族とめぐりあえますように!!